「令和8年度延岡ITカレッジ」合同開講式を開催しました
延岡市が主催し、株式会社brinity(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有江 和文)が運営を受託する「令和8年度延岡ITカレッジ」の合同開講式が、2026年10月3日(土)、延岡市役所本庁舎2階講堂で開催されました。
今年度は「事業者コース」「求職者コース」「学生コース」の3コースで計60名が受講し、2027年2月までの約5か月間、生成AIをはじめとするデジタル技術を学びます。

■ 開講式の概要
開講式は、延岡市 上猶副市長のご挨拶で始まりました。続いて、宮崎大学 学び・学生支援機構 リカレント教育推進室 室長/工学教育研究部 教授の田村 宏樹氏による開講記念特別講演、運営事業者である株式会社brinityの挨拶、受講生代表による宣誓が行われました。閉式後は、コースごとにオリエンテーションが行われました。
■ 延岡市副市長のご挨拶
延岡市 上猶副市長 ご挨拶より(要旨)
※発言の要旨を当社でまとめたものです。
「延岡ITカレッジは今年で5年目を迎えます。デジタル技術は、私たちの社会や暮らしを大きく変え続けています。特に近年は生成AIが急速に発展し、情報の収集やアイデアの創出、業務の効率化など、さまざまな場面で活用が広がっています。そうした中で求められるのは、新しい技術を覚えることだけではなく、それを何のために、どのように使うのかを考え、実際の課題解決や新たな価値の創造につなげていく力です。
「本年度の延岡ITカレッジでは、これまでの取組を発展させ、生成AIをはじめとするデジタル技術を学ぶとともに、実際の仕事や地域の課題と結びつけながら、実践的に活用する力を養っていただく内容としています。受講生の皆様には、新しい知識や技術を身につけるだけでなく、共に学ぶ仲間との出会いを大切にしながら、それぞれの未来につながる実りある学びにしていただくことを期待しています。」
■ 開講記念特別講演
宮崎大学の田村教授に、「AI・データサイエンス教育・実践とリ・スキリング」をテーマにご講演いただきました。医学部の教員や学生と協力して製品化を目指す、医工連携によるものづくりの研究事例を交えながら、AI・データサイエンスを学ぶ意義と、社会人のリ・スキリング(学び直し)の重要性について、高校生にも分かりやすくお話しいただきました。

■ 株式会社brinityの挨拶
運営事業者を代表して、代表取締役社長の有江 和文が登壇し、3コースの受講生それぞれに向けてメッセージを送りました。

株式会社brinity 代表取締役社長 有江 和文 挨拶より(要旨)
※発言の要旨を当社でまとめたものです。
「延岡ITカレッジは今年で5年目を迎えました。お仕事や就職活動、学業と並行しての学びとなり、大変なこともあるかと思いますが、皆様の次のキャリアにつながる機会となるよう、弊社としても支援してまいります。
「事業者コースの皆様には、日々の業務で抱えている課題を講座に持ち込んでいただき、生成AIやデータ、アプリケーションを活用した改善や効率化に一緒に取り組みたいと考えています。その成果を各社に持ち帰り、社内に広げていただければ幸いです。
「求職者コースの皆様にお伝えしたいのは、延岡市内には多くのIT企業があり、ITに携わる仕事の機会も数多くあるということです。また、どの企業に勤めても、デジタルテクノロジーの活用は避けて通れません。事業者コースの皆様と連携し、システムをつくって実際の悩みを解決する経験を、修了後のお仕事に生かしていただきたいと思います。
「学生コースの皆様には、学校での『情報Ⅰ・Ⅱ』の学びに加えて、AIやデジタルテクノロジーへの興味を深め、将来の進路ややりたいことを見つけるきっかけにしていただければと思います。地域の課題をどう解決するかというテーマに取り組んでいただき、その成果は3コースで共有する機会も設ける予定です。宮崎大学の学生の皆様とも連携しながら進めてまいります。」
■ 受講生代表宣誓
開講式の最後に、受講生を代表して1名が宣誓を行い、約5か月間の学びに向けた決意を述べました。

受講生代表宣誓より(抜粋)
「(前略)わたくしたち、受講生一同、約5か月という期間ではありますが、ここでの学びをとおして、デジタル化に貢献できる人材となるべく、しっかりと学んでいくことをここに誓い、宣誓の言葉といたします。」
■ 延岡ITカレッジとは
「延岡ITカレッジ」は、延岡市が主催し、株式会社brinityが運営するデジタル人材育成事業です。令和8年度は3コースを展開し、2026年10月の開講式から2027年2月まで、約5か月間にわたって研修を行います。経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が定める「デジタルスキル標準(DSS)」に沿ったカリキュラムで、原則対面形式により実施します。
■ 各コースのプログラム概要
事業者コース|全11回/市内事業者17社・21名
市内企業の従業員を対象に、DX(デジタルトランスフォーメーション)の基礎、自社課題の整理、生成AIを使った業務文書の作成や情報発信、データの可視化とデータマネジメントを学びます。後半は求職者コースとの合同開発や県内の先進地視察を経て、自社の業務改善提案書をまとめます。
求職者コース|全50回/15名
市内でのIT関連の就職を目指す方を対象に、ITリテラシーや生成AIの活用から、プログラミング、Web開発、データ分析、クラウドへの公開までを段階的に学びます。2027年1月からは、事業者コースの受講事業者が抱える実際の課題に対し、チームでシステム開発に取り組みます。
学生コース|全10回/高校生・大学生24名
市内の高校生・大学生を対象に、生成AIの仕組みと利用上の留意点、延岡市の公開データの読み解き方を学び、生成AIを活用した地域課題の分析に取り組みます。宮崎大学の学生メンターとの協働や、ノーコードツール(プログラミングなしでアプリを作れるツール)による試作品の制作を経て、最終発表会で成果を発表します。
■ 本事業の特長
- 事業者と求職者による合同開発
求職者コースの受講生が、事業者コースの受講事業者が抱える実際の業務課題に開発チームとして取り組みます。受講生は実務に近い開発経験を、事業者はDXに向けた試作品づくりの機会を得ることを目指す仕組みです。
- 生成AIを全コースで活用
事業者コースと求職者コースでは法人向けの生成AIサービスを、学生コースではGoogleアカウントで利用できる生成AIを使い、業務や学びの中での実践的な活用方法と、利用上の留意点をあわせて学びます。
- ルーブリック評価と「オープンバッジ」
受講開始時と修了時にルーブリック(評価基準表)で到達度を確認し、学びの成果を見える形にします。修了要件を満たした受講生には、国際的な技術仕様に基づくデジタル証明書「オープンバッジ」を、延岡市が発行する予定です。
- 宮崎県デジタル人財育成コンソーシアム・宮崎大学との連携
県全体のデジタル人材育成の取組と連携し、eラーニング教材の活用や宮崎大学の学生メンターとの協働を通じて、地域のDX推進に取り組みます。
■ 株式会社brinityのデジタル人材育成への取組
延岡ITカレッジは今年度で5年目を迎え、株式会社brinityはこのうち令和4・5・7・8年度の4年度分の運営を担っています。地域のデジタル化を支える人材育成に取り組んでおり、令和7年度までの累計修了生は約250名に上ります。今年度の受講生60名が、延岡市の産業を支えるデジタル人材として地域で活躍できるよう、学びを支援してまいります。
■ 会社概要
社名:株式会社brinity
本社:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル1階 SPACES大手町
代表者:代表取締役社長 有江 和文
事業内容:ERP導入コンサルティング、PMO支援、地域経済創生支援など